
”サツキマス”とは、かつて富士川で漁獲されていた魚です。
ヤマメ(アマゴ)の中には、サケと同じようにそのまま川に滞在する魚と、海に下る魚がいます。
海に下り、海で大きく育ったのち、再び川を遡上してくるもの、それがサツキマスです。
近年、『再び富士川にサツキマスをよびもどそう!!』という活動が地元の方々を中心に平成22年秋より継続的に取り組まれております。
現在は、実際に富士川下流でのサツキマスの遡上も確認されはじめました。
いつの日か、富士川にかつてのようなサツキマスが復活する事を願い、忍沢養殖場も取り組んております。
平成22年より、昔のように、『いつの日か、富士川に再びサツキマスを!!』と願う方々の取り組みにより、富士川へ放流を行っています。
放流の魚は、“あぶらびれ”をカットし、その後、どのような生息をしているか、調査しています。
実際に、富士川下流域で、大きく成長したサツキマスの生息が確認されました。
峡南地域を中心とする飲食店では、サツキマスを使用した料理があります
忍沢養殖場で養殖した大型アマゴ。養殖の最終段階で、塩水で仕上げており、旨みが凝縮した白身の魚である。
峡南地区を中心に出荷しているブランド魚・大型ニジマス『甲斐あかね』(赤身の魚)とあわせ、山梨で育った白身の魚として、地域の旅館やホテルから注目され始めている。